QMS-H研究会・中間シンポジウム

9月14-15日、仙台で行われたQMS-H研究会に出席してきました。

当院の医療の質を維持し高めてゆくために一昨年から取り組み始めたQMS(Quality Management System)アプローチですが、これまでの研究会内での立ち位置はオブザーバー病院でした。要するにこれまでは研究会見学者だったのですが、今年からは正式メンバーとなりモデル検証病院の立ち位置となり、これまで研究会で開発された様々なQMS手法を当院で取り入れながら、その成果や問題点を明らかにしてゆくことがこの研究会での当院の役割となります。当院以外のメンバー病院は全国で9施設ありますが、1施設をのぞいて8施設が大規模な急性期総合病院、かつほとんどの施設が研究会立ち上げ時から取り組んでいる先輩病院です。

そんな研究会のなかで、よちよち歩きの当院からもQMSアプローチの現状と課題を角田副看護部長より発表してもらいました。他施設から見るとまだまだ何周も遅れていますが、歩みが遅くても確実に少しずつQMS構築に取り組んでゆきたいと思います。

研究会終了後は、仙台医療センターから場所を松島に移して情報交換会。おいしいご当地料理をいただきながら様々な方から情報収集させていただきました。

大きな収穫は、このQMS-H研究会副代表の棟近先生(早稲田大学理工学術院教授)に今年12月に金沢にお越しいただく約束をしていただいたこと。

病院へお越しいただいてがっかりされないよう、今からQMSについての理解をみんなに深めてもらい、PFC作成や文書管理をきちんと行なってゆく目標ができました。

翌日は、棟近先生や飯塚先生(東京大学名誉教授)が以前から品質管理に関わってこられた「松かま」さんの工場見学と仙台名物「笹かま」の手焼きを楽しく体験させていただきました。研究会の方々には大変お世話になりこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

QMS-H研究会2019.9

棟近教授に12月来沢の約束を取り付けた証拠写真(南井事務長撮影)

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メンター

私が勝手に自分のメンターだと公言させてもらっている某有名病院の某S先生がお書きになっているブログがあります。

先日、そのブログを読んでいてドキッとしました。

私がこの病院に来たのは1999年。当時あまり患者もいなかった割に循環器内科医は計8名もいました。それが翌々年、ある事件をきっかけに循環器内科医が4名引き上げ、心臓血管外科医も1名引き上げ、その他麻酔科医や放射線科医の応援もなくなり、病院の運営が非常に困難になってしまったことがありました。さまざまな圧力も受けました。それでも残った医師や職員が頑張ってくれたおかげで今日までこの病院を存続し発展させてくることができました。こんな経験、ほかに誰もしたことないだろうなと思っていたら、なんとS先生が全く同じ境遇を私以前に経験されていたことをブログで知りました。

S先生が今を時めく世界でも有数の循環器診療を行っている病院に移られたのは、1988年。当時はゼロからのスタートで病院も小さく、私よりも立ち上げは大変だったと思いますが、S先生の熱意と努力で順調に業績を伸ばし順風満帆に今日の大病院に至ったものと思っていました。ところが実は1992年ころに、S先生の病院でも同じく外からの圧力で循環器内科医8名のうち4名が抜けて他院へ移籍となってしまい大変つらい思いをしたと書いてあるのです。何度も先生のお話は伺いましたがこんなことが過去にあったとは全く知りませんでした。そのころに治療を行った患者さんを25年の歳月が流れた今また新たな治療法で救うことができたことを感慨深げにブログに書いておられました。

今、再び当院の医師が欠員している(外からの圧力はありません)ため大変忙しく苦しい状況にある中、S先生のブログを読んで元気づけられました。やっぱりS先生は私の心のメンターでした。

 

YODA

 

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ハートの日2019、そして さつき会納涼会

8月10日(土)、毎年恒例のハートの日イベントを金沢市内のホテルで開催しました。

心臓血管病に関する啓発活動として行っているものですが、今年は日本心臓財団および金沢市の後援もいただきました。

例年の体験コーナーに加え、TAVI(経カテーテル的大動脈弁植込術)についての解説、そして御供田幸子さんの狭心症実体験に基づく「老いてゆく身の生きるしあわせ(あきらめない人生)」と題した講演会、

三婆々トリオによるコント、そして堀田副院長による「狭心症・心筋梗塞について」と題した講演会と、今年は盛り沢山でした。おかげさまで、500名近くの参加者があり盛況でした。体験コーナーの手際も回を重ねるにつれてスムーズになり混乱なく進行し、講演会の聴講者の方々も皆さん大変満足されていました。

これもひとえに実行委員会の皆さんを始めとする病院スタッフそしてご協力いただいた企業の方々のお陰です。この場を借りて深く感謝申し上げます。

市民の方々に少しでも心臓血管病のことを理解してもらい予防・治療のお役に立てれば幸いです。

来年も今年に負けないよう今から企画を練ってゆこうと思います。

ハートの日2019のイベントが済んだ後は、病院さつき会恒例の納涼会を同じホテルで開催しました。

暑い日が続く中、大いに飲み大いに食べて英気を養えたと思います。

まだまだこれからも暑い日が続きます。身体には十分注意して夏を乗り切りましょう。

 

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医療マネジメント学会2019 in 名古屋

7月19日、20日と名古屋国際会議場で開催された日本医療マネジメント学会に参加してきました。

年々参加者は増えているようで、名古屋国際会議場は夫々の発表会場が広いにもかかわらず立ち見が出るくらいでした。抄録集も演題数が多いため字が小さすぎて私の老眼では眼鏡をかけても読みづらいものでした。

当院からは7演題が発表されました。昨年に引き続き沢山発表してもらいました。

私は19日の午後からだけの参加になりましたが、発表はすべてよくまとまっていて質問に対してもきちんと答えていました。

若い頃から学会や研究会での発表はシャドーボクシングに過ぎない、本番は論文にすることだとよく言われていきました。全くその通りだと思うし、きちんとした活字として残せないと自分の業績として永遠に残らないし査読者との何回ものやりとりがあって科学的なものの考え方や表現力がついてくるものと思っています。決してこの発表で終わりというのではなく、今回の発表で見つけた課題にさらに取り組んでPDCAサイクルを回し立派な仕事にしてもらいたいと思います。

19日の夜は、参加できる人たちで懇親会を開き名古屋めしを美味しくいただきました。

医療マネジメント2019

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金沢心臓機能画像講演会

7月4日(木)当院講義室で金沢大学大学院予防医学研究科特任教授 中嶋憲一先生をお迎えして心臓核医学に関する講演会を開催しました。

中嶋先生は心臓核医学の世界では日本、いや世界の第一人者です。その中嶋先生から最近の心臓核医学における心筋虚血診断と心不全診療に関するご講演をいただきました。

院外からも多くの参加者がありました。

改めて心筋虚血の証明が重要でそのことが患者さんの生命予後の改善に繋がることを強く感じましたし、心臓核医学をライフワークとしておられる中嶋先生の研究姿勢に深く感銘を覚えました。

当院の心臓核医学をより充実したものにし今後も活用してゆかなくてはなりません。

 

核医学講演会

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プライマリケア講演会

7月2日(火)、金沢市内のホテルで行われたプライマリ講演会で当院寺井先生と私が講演をさせていただきました。近隣のクリニックの先生方に大勢集まっていただき、寺井先生は「虚血性心疾患や弁膜症に対するカテーテル治療と抗血小板療法について」、私は「心不全の診断と治療のtopics」と題してお話させていただきました。

当院の診療はクリニックの先生方の協力なしでは成り立ちません。そのクリニックの先生方にTAVI(経カテーテル大動脈弁植込み術)をはじめとするカテーテル治療と抗血栓療法、そしてかかりつけ医の立場に立った心不全診療について解説させていただき情報共有をしました。

これからの高齢化社会は地域連携しながら多施設、多職種で支えていかなければなりません。

今後も引き続きこのような地域医療連携を目指す講演会を企画してゆきたいと思います。

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第6回心不全多職種オープンカンファレンス

6月27日(木)、当院にて6回目の心不全多職種オープンカンファレンスが開催されました。今回のテーマは「高齢者大動脈弁狭窄症を多職種で考える」、あいにく雨模様でしたが院内外から100名を越える多職種の参加者があり盛況でした。

当院の寺井先生から経カテーテル大動脈弁留置術TAVIについて、新本理学療法士から高齢者フレイルについて、そして山岸看護師からハートチームについて解説をしてもらい、高齢者大動脈弁狭窄症についての理解を深めてもらいました。

そして最後に役田先生より恒例の心不全ショートレクチャーを行なってもらいました。

これだけの内容で1時間半というのは短すぎて消化不良となる面もあったかもしれません。でも今後、高齢者をケアしてゆく中で大動脈弁狭窄症という病気の存在を少しでも念頭に置いてもらえるようになったらそれだけで開催した意義があると思います。

次回は11月に「心不全の地域連携」をテーマに、時間も十分にとって開催しようと思います。

 

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