T氏、逝く

私が医者になって間もないころから、公私ともどもお世話になったT氏が5月5日に突然亡くなった。

東京で訃報を聞いてしばし呆然としていた。状態が良くないことはわかっていたけど余りに突然すぎる。

豪放磊落、親分肌で男気、一方で子供のように無邪気な一面も持っていた魅力的な人間だった。

私が困難に直面するといつも一肌も二肌も抜いでくれた。私が今の病院に移るきっかけを作ってくれたのもT氏だったし、今の病院の運営にも様々な面で協力してくれた。病院が今こうしてあるのも、かなりの部分でT氏に負うところがある。

医者の世界という狭い社会しか知らない私に、もっと広い社会があることを教えてくれたのもT氏だった。

そんなT氏との想い出が走馬灯のように流れてきた。

金沢へ戻って翌日T氏の奥様のクリニック代診を1日勤め、そのあとT氏の自宅を訪れた。

T氏はうっすらと笑みを浮かべて安らかに眠っていた。突然眼を開けて「さあ、片町のおねえちゃんのところへ飲みに行こうか?」と今にも言い出しそうで、亡くなったことが不思議に感じられる。

これからは困ったときにも相談できないし、遊びにも連れて行ってもらえないけど、ひとりでなんとか頑張ります。

Tさん、これからはこれまで制限されてきた好きなものをあの世で思う存分飲んで食べてください。

長い間、ありがとうございました。

白百合

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マスタープラン発表会、そしてさつき会歓迎会~リーダーの使命~

もうすでに1週間がたちましたが、4月15日(土)今年度の病院各部門マスタープラン発表会が行われました。病院内全部で20部門あるので朝9時から始め、終わったのが午後1時半。4時間半の長時間にわたる発表会でした。

2年半前から導入している部門別原価管理手法では、病院の示すベクトルに合わせ各部門リーダーが 自部門のあるべき姿を自らの思いをもって描き、与えられた数字ではなく自らの意志で達成すべき1年間の目標を年度初めに予め定めます(予想、予測ではなく予定)。この予め定めた目標、すなわちマスタープランは 各部門リーダーの意思実現のために策定されるものであり、リーダー自らがその達成責任を明確に意識するためのものでもあります。 したがって予定の数字には、部門責任者の「願望」「思い」「考え方」「心」が盛り込まれていることが必要です。

マスタープラン発表会では各部門リーダーから発表されるマスタープランに対して、集まったリーダー全員で討論が行われます。まだまだ、私自身を含めマスタープランの意義についての理解不足や認識の違いがあることから足並みがそろったマスタープラン発表会とは言えませんが、各リーダーの成長の度合いや考え方などがわかり違った意味でのマスタープラン発表会の意義もあったと思っています。

今後はこのマスタープランを各自現場に持ち帰って、各スタッフとともにプランを実行し毎月の成果を部門ミーティング、全体ミーティングの場で発表し、PDCAサイクルを回していくことになります。

今年のマスタープラン発表会は後半部分が時間不足のため端折った形になってしまったのが残念でした。折角リーダーが自らの思いを込めて策定したマスタープランに対して十分なコメントができないのではマスタープラン発表会の意義が薄れてしまいます。来年はランチタイムを挟んでもっとじっくり時間をとって討論しあえる有意義なマスタープラン発表会にしたいと思います。

そして当日の夜は、さらにもうひとつの病院イベント、さつき会歓迎会が開催されました。さつき会のイベントは会を重ねるにつれ参加者も増えており、関係者の尽力には頭が下がります。新入職者の紹介、グッジョブ賞の発表、そして食事をしながらの語り合いなど楽しい時間を過ごせました。単なる飲み会、親睦会と考えている人もいるかもしれませんが、病院の仕事はすべてチームワークで成り立つものであり日頃チームとしてお世話になっているスタッフをねぎらったりコミュニケーションをとるには大事な会だと思います。リーダーがリーダーたる仕事ができるのも、やりたいことができるのも、 そして生活していけるのも すべてチームスタッフのおかげです。自分一人で仕事ができているわけではありません。リーダーたるもの、さつき会のイベントには何をおいても参加してほしいと毎度のことながら思いました。

そう、リーダーって大変なんです。

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日本循環器学会学術集会 in 金沢

3月17日(金)から3月19日(日)の期間、金沢において第81回日本循環器学会学術集会が開催されました。

参加者が1万人を超える学会が金沢で開催されることは初めてで当初から宿泊、運営等で心配される点もありましたが、3日間大きなトラブルもなく無事盛況のうちに終了しました。会長の山岸教授にはさぞかし準備、運営面で大変だったことと思います。

3日間ともに天候にも恵まれ、参加者は1万3千人、関係者も合わせると1万5千人。いろんな人から金沢の良さ、お褒めの言葉をいただきました。良かったです。

私が医師になりたての頃、私たち循環器内科医にとってはこの日本循環器学会で演題が採択され発表できるというのが一つの夢でありステータスでもありました。当時は海外での学会発表や英語での発表なんて考えもしませんでしたが、今はこの日本循環器学会での発表も英語が公用語。時代の流れを感じます。

当院からも医師だけでなく看護師、臨床工学士などから何題かの演題が発表されましたし、私を含め3人の先生が各セッションの座長をつとめ、また循環器専門医研修施設としての出展も全国16施設の1つとして当院から行いました。全国の循環器医に対して当院の存在をアピールすることもできたと思います。

まだまだ循環器専門病院としてやらなければならいことがたくさんあることを再認識するいい機会にもなりましたし、これからも地域の循環器疾患の患者さんのために貢献できるよう頑張ってゆきたいと思います。

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心カテ室送別会

3月はどこの職場でも送別会の季節。自分だけが取り残されるような気がして、正直言って昔からあまり好きな季節ではありません。新年度に向けても何となく落ち着かない気分になります。

今年は心カテ室関係で4名のスタッフが当院を離れます。みんな患者さんのため、病院のためによく頑張ってくれました。

私が当院に移ってきてからずっとカテ室看護師として関わってくれたTさんも今年度でお別れです。ずいぶんとカテーテル治療の際などにはピンチを救ってくれました。やっぱり、カテーテル治療には医師だけでなく看護師、臨床工学士、放射線技師、生理検査技師などで構成されるチームが必要です。

来年度からはまた新しいチームでカテーテル治療を行ってゆきましょう!

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第1回心不全多職種オープンカンファレンス

3月10日(金)当院3階講義室にて第1回心不全多職種オープンカンファレンスを開催しました。

昨年から2回、院内職員のみでの心不全多職種カンファレンスを開いてきましたが、今回から会をオープンにして広く他施設の医師、看護師、薬剤師、理学療法士、介護福祉士などほぼすべての職種にお声をおかけして開催することにしました。

会場は立ち見が出るほど満席で熱気の感じられる会になりました。

前半は当院からと在宅を専門にされているやながわ在宅クリニックから症例を提示、後半は在宅で心不全ケアを積極的かつ包括的に行っているゆみのハートクリニックの弓野 大先生に東京からお越しいただいて特別講演を拝聴させていただきました。

症例提示は心不全終末期をどうとらえるか、そして在宅で心不全治療を行う際の注意点などに関するものでした。参加者が多すぎて討論が活発にならない点は少し残念でしたが、1回目ですのでこんなものでしょう。

弓野先生のご講演は「慢性心不全の包括的管理」と題するものでしたが、その熱意と行動力にもとづくチーム医療の実際を聴いているとまだまだ真剣に取り組まなければいけないものが我々には山積していることを痛感しました。

一朝一夕で地域での包括的心不全ケアができるわけではもちろんありませんので、これから一歩一歩着実にこの心不全多職種オープンカンファレンスを通じてチーム医療や介護との連携を進めていきたいと思っています。

4か月後には第2回目を開催しようと思います。

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心不全多職種オープンカンファランス

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第2回心不全多職種カンファレンス

2月1日、当院講義室にて第2回心不全多職種カンファレンスを行いました。

前回同様、大勢のスタッフが参加しました。

今回は7階病棟と8階病棟から、それぞれ重症心不全症例を提示してもらい、重症心不全患者に対する 病状告知に関する問題点や看護師としての関わり方が議論されました。

深く掘り下げるとまだまだいろんな問題点が出てきそうで、十分な時間とは言えませんでしたがそれなりの手応えは感じました。

次回からは他施設多職種も参加してのカンファレンスになります。

心不全を地域でケアしてゆくためには医療と介護の連携が重要です。お互いを理解し合うためには、まずは医療サイドが介護側の実態を理解することも必要かなと感じています。

近いうちに地域連携相談室に講師になってもらって勉強会を開きたいと思ってます。

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CCI-K2017

1月27日、28日と当院にてCCI-K2017が開催されました。昨年に引き続き第2回目になります。

CCI-KとはComprehensive Cardiovascular Intervention-Kanazawaの略で、包括的心血管インターベンションを目指す若手循環器内科医を中心とした会です。

今回も第1日目は末梢血管コース、第2日目は冠動脈コース、 計11症例で それぞれの疾患に対するインターベンション(血管内治療)を討論しながら行いました。

森ノ宮病院の川﨑大三先生、豊橋ハート先生の木下順久先生にも特別ゲストとしてお越しいただき難易度の高いインターベンションも行っていただきました。

約150名の方々の参加があり、全症例で熱心な討論を行いながら素晴らしい結果で治療を終えることができました。

関係者の皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。

まだまだ勉強すべきことが多いと感じる実り多い会でした。来年に向けてまた精進したいと思います。

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