病院が消える

「病院が消える」といういささかショッキングなタイトルの特集を張っている週刊誌を購入して読んでみた。

病院数が過剰な日本では自治体病院の9割、医療法人の3割が赤字。今後は日本の人口減、医師不足に加え、働き方改革がさらに病院経営の困難さに拍車をかけ、このままでは共倒れになるしかない。病院が淘汰される時代はもう始まっているというもの。

この金沢市近郊は全国でも指折りの病院過剰地区。本来急性期医療を担うとしている公的病院が急性期病棟を地域包括ケア病棟に移行させ病床数を維持していることは、公的病院の病床数維持だけのために税金を投入していることになるだけでなく、効率的に運営を行っている民間病院が担える分野を公的病院が奪っていることにほかならない。病床過剰で今後も高齢化、人口減、医師不足が進行するのであれば公的病院は潔く急性期病床数を減らすべきではないか。自然淘汰を待つのでなく行政が主導すべきか、各病院間での話し合いで解決すべきなのかは小生ごときが口を出すことではないかもしれないが、地域医療を存続させるためにも共倒れになって「病院が消える」ことだけは避けなければならないし、そのことを真剣に考えるべき時はとっくに来ているのだと思う。

同じ記事の中で、全国の医療法人売上高上位50法人が掲載されていた。その中でわが医療法人社団浅ノ川はなんと26位にランクイン。全国の有名医療法人が列記されている中で26位とはすごい。自己資本比率こそ低いが利益率はこの50法人の中でもかなり高い。過当競争にある金沢市内でよく健闘していると思う。そんなビッグな医療法人の中で「夢のある医療の仕事」をしたいと思うし、そうできるよう自分自身行動しなければならないがそう簡単ではない。差し当たって目の前の業績に一喜一憂する毎日ばかり。これも病院過剰状態がなくなればすっきりとした気持ちで遠い先を見据えて毎日の仕事に取り組めるのだが・・・。

 

スライド1

週刊 東洋経済 2/9号より

kcvh について

石川県で唯一の循環器専門病院である心臓血管センター金沢循環器病院のCEO(最高経営責任者)です。
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